C級2組順位戦の結果(10月18日)

● 澤田真吾 石川陽生 ○ 順位戦C級2組 名人戦棋譜速報
● 瀬川晶司 阿部健治郎 ○
○ 菅井竜也 上野裕和 ●
● 門倉啓太 横山泰明 ○
○ 中村亮介 佐藤和俊 ●
○ 村中秀史 松本佳介 ●
○ 神崎健二 室岡克彦 ●
○ 佐藤紳哉 岡崎 洋 ●
● 川上 猛 伊奈祐介 ○
○ 小倉久史 村田顕弘 ●
○ 西尾 明 佐々木勇気 ●
● 中座 真 中村太地 ○
○ 田中悠一 長岡裕也 ●
● 吉田正和 勝又清和 ○
○ 矢倉規広 西川慶二 ●
○ 増田裕司 遠山雄亮 ●
○ 西川和宏 阿部光瑠 ●
○ 牧野光則 阪口 悟 ●
○ 藤原直哉 及川拓馬 ●
○ 永瀬拓矢 島本 亮 ●
○ 大石直嗣 佐藤慎一 ●
○ 船江恒平 村田智弘 ●
● 石田和雄 加藤一二三 ○ 王座戦 一次予選

期待の新人・阿部光瑠(16歳)は長時間の将棋にまだ慣れていないのか、よもやの5連敗スタート。順位が一番下なだけに、残り5戦で4勝しないと降級点がついてしまう事態に…。一方、新人でも年齢制限が迫って昇級を果たした船江四段は5連勝とロケットスタート。「人が良すぎて、勝負師には向いていない」とは師匠の井上八段の評ですが、棋力の方は文句なしということでしょうか。

阿部(健)四段と中村(太)五段も全勝で折り返し、阿部四段は順位が4位と絶好ですので、1敗しても大丈夫ですが、20位の中村五段と船江四段(41)は、上位に澤田四段(4-1)、菅井五段(4-1)といるため、1敗すると頭跳ねの危険性があります。

棋王戦で中川八段がベスト4へ進出(10月17日)

○ 中川大輔 山崎隆之 ● 棋王戦 挑決トーナメント
● 稲葉  陽 浦野真彦 ○ 王座戦 一次予選
● 三浦弘行 豊島将之 ○ 王将戦 挑決リーグ

挑戦者決定戦に向け、いよいよ佳境に入ってきた棋王戦ですが、中川八段が山崎七段を下してベスト4へ進出しました。いつぞやの王座戦の挑戦者決定戦でも対戦した二人ですが、あの時は理事で激務をこなしながらもトーナメントプロとしても頑張っていた中川八段が終始優勢で、「タイトル戦初挑戦なるか!?」と期待しましたが、無念の逆転負け。今回はその借りを返した形となりました。棋王戦はベスト4に勧めれば、敗者復活トーナメントの道が残されているのでこの一番は大きかったでしょう。

王将戦は先日、豊島六段の対局が終わったばかりと思ったら、日を置かずに対極が組まれました。勝っているほうは日程が詰まっているほうがいいのか、ここも豊島六段が三浦八段を下し、これで開幕2連勝。去年の挑戦者はさすが、伊達じゃないですね。

久保二冠、森内名人が新人に敗れる波乱

○ 渡辺 明 丸山忠久 ● 竜王戦 第1局
● 畠山 鎮 島 朗 ○ 竜王戦2組 昇決
● 富岡英作 佐藤紳哉 ○ 竜王戦3組 昇決
○ 平藤真吾 内藤國雄 ● 竜王戦4組 残決
● 郷田真隆 佐藤康光 ○ 順位戦A級
○ 田中寅彦 長岡裕也 ● 王位戦 予選
○ 深浦康市 田中悠一 ● 王位戦 予選
○ 伊藤真吾 豊川孝弘 ● 王位戦 予選
○ 永瀬拓矢 堀口一史座 ● 王位戦 予選
● 久保利明 船江恒平 ○ 王位戦 予選
● 淡路仁茂 山崎隆之 ○ 王位戦 予選
○ 伊奈祐介 阿部 隆 ● 王位戦 予選
● 櫛田陽一 土佐浩司 ○ 王座戦 一次予選
○ 豊島将之 広瀬章人 ● 王将戦 挑決リーグ
○ 中村太地 森内俊之 ● 棋聖戦 二次予選
○ 藤井 猛 先崎 学 ● 棋聖戦 二次予選
● 佐藤秀司 阿久津主税 ○ 棋聖戦 二次予選

竜王戦は二日目の昼食休憩後に71手で投了という短手数の将棋でした。持ち時間は二人合わせて3時間以上余っていましたが、現地の開設会に参加した人は夜までどんな大盤解説会があったのかが気になります。丸山九段は一手損角換わりからこの一戦のために暖めていた新手を出して、不発となったわけですが、まあ7番勝負の第1局、しかも後手番とあってそれほどダメージはないでしょう。

王位戦の予選は船江四段が久保二冠を破る大金星。先日、フリクラ脱出を目指す伊藤四段に負けたとはとても思えません。これでいくと伊藤>船江>久保になるわけですが(笑)。で、その伊藤四段は強敵・豊川七段を下して、ついにフリクラ脱出まであと2連勝となりました。これで確か10連勝(?)だと思いますが、三段リーグと同じで、ボチボチ勝つのではなく、どっかで爆発力がないと上に上がれないようです。

将棋の内容も見た目と同様に線の細い印象があった中村(太)五段ですが、森内名人を下しこちらも大金星。デビューの一局を当時最終回を迎えた河口六段の「対局日誌」で、強烈なダメ出しをされた中村五段ですが、最近は有望な若手に相応しいコンスタントな成績を上げており、今期は19勝4敗と好調です。新人応戦の決勝進出という実績もありますし、C級2組にいる器ではないですね。

A級順位戦、王将リーグほか(10月11日)

● 豊島将之 佐藤天彦 ○ 新人王戦 第2局
● 脇 謙二 阪口 悟 ○ 竜王戦5組 残決
● 船江恒平 伊藤真吾 ○ 竜王戦6組 昇決
○ 谷川浩司 三浦弘行 ● 順位戦A級 名人
○ 窪田義行 堀口弘治 ● 王位戦 予選
○ 北島忠雄 小倉久史 ● 王位戦 予選
○ 牧野光則 畠山 鎮 ● 王位戦 予選
● 加藤一二三 松尾 歩 ○ 棋聖戦
● 木村一基 橋本崇載 ○ 棋聖戦 二次予選・千日手
● 羽生善治 渡辺 明 ○ 王将戦 挑決リーグ
○ 佐藤康光 森内俊之 ● 王将戦 挑決リーグ

非常に見所の多い組み合わせが多かった昨日の対局でしたが、王将戦リーグは例によってWEB中継はなし。スポニチがスポンサーの王将戦はタイトルの中でも、賞金がかなり安いようですが、その辺の予算の関係もあるのでしょう。残念ですが、この不況のなか、ファンとしてはスポンサーを続けてもらえるだけでありがたいと思います。

その王将リーグですが、またしても渡辺二冠が羽生二冠に勝つ展開に。A級順位戦で星を落としたのは痛いですが、最近は好調ですね。詳しい記録は分かりませんが、年間の対羽生戦勝ち越し数は1位になるのではないでしょうか。

新人王戦は横歩取りの将棋になり、佐藤六段が1番返して1-1のタイに。3番勝負なだけに、こういう展開にならないと盛り上がりませんから良かったです。この棋戦のスポンサーはご存知かと思いますが、日本共産党の機関紙「赤旗」です。なにがきっかけで将棋と囲碁の棋戦を掲載することになったのか興味があります。

A級順位戦は理事で多忙の谷川九段が三浦八段を下して、羽生二冠と共に全勝をキープ。理事に立候補したときは、トーナメントのトッププロとしての活躍は難しいのではと思っていましたが、この成績はお見事。米長会長の最年長名人記録(49歳)を抜くのは、谷川、羽生のどちらかと睨んでいますので、もう一花咲かせてほしいものです。

フリクラ脱出が見えてきた伊藤真吾四段は昨日も勝って、あと3連勝というところまで来ました。残る対戦相手は豊川七段をはじめとする実力のある中堅棋士ですが、今の勢いならなんとかなりそうな感じですかね。

棋王戦で羽生敗れる

●高田尚平 勝又清和○  竜王戦4組 残決
○谷川浩司 島本 亮●  王位戦 予選
○大石直嗣 内藤國雄●  王座戦 一次予選
○木村一基 羽生善治●  棋王戦 挑決トーナメント
●渡辺 明 佐藤康光○  王将戦 挑決リーグ
●森内俊之 三浦弘行○ 王将戦 挑決リーグ
○野月浩貴  豊川孝弘●  順位戦B級2組(最下段まで)
○杉本昌隆 青野照市●
●堀口一史座 中川大輔○
○飯島栄治 島 朗●
○戸辺 誠 先崎 学●
●神谷広志 森下 卓○
○飯塚祐紀 泉 正樹●
○田中寅彦 安用寺孝功●
●田村康介 広瀬章人○
○南 芳一 北浜健介●
●阿部 隆 畠山成幸○
○窪田義行 桐山清澄●

棋王戦は羽生二冠が木村八段に敗れて、いよいよ誰が挑戦者になってもおかしくなくなりました。棋譜は見ましたが、戦型は羽生二冠の四間飛車穴熊(!)と木村八段の居飛車穴熊で、木村八段得意の受けつぶしが出てかなり大差に見えました。対羽生戦の勝利は、ひょっとして数年前の竜王戦挑戦者決定戦で羽生二冠が1手詰みをウッカリして以来ですかね?

B級2組順位戦は広瀬七段が5戦全勝で単独トップへ。開幕前から本命視されていた広瀬七段。前半戦の阿部、戸辺、飯島、野月、田村とかなり骨っぽい相手が揃っていただけに、簡単にはいかないと思っていたのですが、昨日の対田村戦は圧勝で全勝で折り返しへ。